Yes!キャンペーンとは

「核兵器廃絶にYes!」Yes No
「No!」を突きつける運動ではなく、「Yes!」と手をつなぐことがこのキャンペーンのコンセプトです。

昨年5月、平和市長会議が発表した核不拡散条約を補完する「ヒロシマ・ナガサキ議定書」は、2020年までに、核兵器廃絶に向け各国政府等が遵守すべきプロセスなどを定めた議定書です。この議定書が来年のNPT再検討会議で採択されれば、核兵器廃絶実現への大きな一歩となります。

わたしたちYes!キャンペーンでは、この議定書の存在を全国に広め、国民からの声で、日本がこの議定書の提案国になるよう求める運動をしています。

そのひとつのツールとして、世界的に有名なイラストレーター黒田征太郎氏の協力を得て議定書の解説本「ヒロシマ・ナガサキ議定書を読む絵本」(500円)を制作しました。この本の売り上げをもとに、PR活動を展開しています。

平和市長会議は、議定書に基づき、各国政府において核兵器廃絶に向けた具体的な取組がなされるよう、世界の都市および日本全国1772の市町村長首長へ賛同署名の依頼を求めました。しかし、2009年8月時点で日本国内の署名数は、まだ半数もありませんでした。

 これを受け、昨年NGOピースボートが103名のヒバクシャを招待し実施した「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」へ参加し、各国で平和市長会議への加盟依頼を経験したヒバクシャの方々が立ち上がり、Yes!キャンペーンキャラバン隊として平和市長会議と協力し、自治体首長のもとへ直接署名を依頼する全国キャラバンを行い、まわった先々で賛同の署名をいただいてきました。

1日10箇所の役所を回る大変な旅を7ヶ月続け、35都道府県863自治体をまわりました。そして、その数は4月の中旬に過半数を優に超える1000となり、
4月22日には、外務省 武正公一副外務大臣、佐藤公治民主党副幹事長のもとへ、申し入れを行いました。

そして、NPT再検討会議中の5月4日に行われた一般討論演説の中で福山副外務大臣が「ヒロシマ・ナガサキ議定書」について言及されました!

これはYes!キャンペーンの全国キャラバンの成果といえます。
核の専門家でピースボート共同代表の川崎哲さんもブログにて、次のように言及してくださっています。

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 当地で日本政府筋から、こんな話を聞きました。福山副大臣の一般演説が「ヒロシマ・ナガサキ議定書」に言及したのは、それだけ同議定書を求める運動が盛り上がっている、陳情もかなり上がっているということが政府の現場にまで届いていたらからだというのです。ジュネーブの軍縮代表部にもそういう声は届いていたそうです。これは、YESキャンペーンの皆さんが本当に頑張って全国キャラバンを展開してきた結果だと思います。このキャラバン活動がピースボートのヒバクシャ地球一周に参加した被爆者の皆さんらの主導力によって進められてきたことを私は誇りに思います。
 こういうふうに言うことで、私は「ヒロシマ・ナガサキ議定書」がいきなり実現すると言っているわけではありませんし、この議定書運動が今後の世界的な運動のメインストリームになると必ずしも思っているわけでもありません。むしろ、上に書いたような「核兵器禁止条約」を求める大きな運動のなかに、この議定書運動も合流していくことが効果的であると思っています。それにも関わらず思うのは、やはり被爆者が前面に立ち、被爆国としての意識をもって、かつメディアや議員に効果的に働きかけをする運動によって、政府はそれを気にするし、それを気にして演説に反映させるのだ、ということです。そのことを、YESキャンペーンの経験と議定書運動の「成功」は物語っていると思います。
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http://kawasakiakira.at.webry.info/201005/article_10.html